ストーリー

初恋を実らせた二人の、 離婚から始まる《自分リセット・ムービー》!


映画プロデューサーの南克之(宅間孝行)は年下の新進女優、大崎めぐみ(佐藤めぐみ)とお気楽な不倫関係を楽しんでいた。高校時代の恋を実らせて結婚した妻、雪(永作博美)との間に子宝は恵まれず、離婚があっさり成立する。それを聞いた同級生の浪越文太(二階堂智)は大激怒。文太は雪に片想いするも“相手が親友のかっつ(克之)だから”と諦めた過去があったのだ。
“かっつの根性を叩き直してやる!”と勢いこむ文太は、地元長崎にいる“わだまさ”こと和田政子(阿南敦子)や“とねいち”こと利根川一(飯島ぼぼぼ)らを集めるが腹の虫は収まらない。雪は地元の同級生でいまは東京の出版社で働く親友の“ひめ”こと石川えり(鈴木砂羽)を心の支えに新たな一歩を踏み出そうとする。しかしそんな雪の体に異変が起こる…。



一方、克之が経営する小さな映画会社「サウスピクチャーズ」に大きなチャンスが訪れる。ヒットを予感させる原作の映画化権の獲得に成功したのだ。克之ははりきって製作に取り掛かるが、脳裏に浮かぶのは12年前のこと。プロデューサーとしての夢をかなえた唯一のヒット作『裸の王女様』を完成させたときの雪の笑顔だった。新作への思いを新たにした克之は、ロケの手配をするために地元の長崎へ飛ぶ。実家に立ち寄り、父ひろし(笑福亭鶴瓶)と母美佐子(うつみ宮土理)に遅い離婚報告を済ませる。部屋には映画監督を夢見ていた若き日の自分が残した8ミリフィルムや、渡せなかった雪への不器用なラブレターがあった。克之は、キラキラしていた高校時代を回想する。



──20年前の高校時代。克之(兼子舜)は映画研究会に所属し、ヤンキーの文太(渡辺大)らに振り回される日々。友永雪(尾高杏奈)への愛の告白を夢見るが、雪はいつも中垣(窪田正孝)と行動を共にしていて付け入る隙がない。告白する勇気が出ないまま卒業するが、その13年後に開かれた同窓会をきっかけに克之と雪は交際を始める。でも雪を好きになればなるほど、克之のなかで中垣の存在は大きくなっていく。
結婚してからも、その思いは消えなかった。雪がいつまでも中垣から贈られたらしい万年筆を大切にしているのも、その思いを加速させていく。

──現在。新作の製作に奔走する克之だが、映画会社が危機に陥ってしまう。さらにえりから衝撃的な連絡が。雪は重い病に掛かっていて、余命いくばくもないというのだ。克之は雪の元へ走った…。



 

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